『Dior, the legendary 30, Avenue Montaigne』
2年以上にわたる改装期間を終えたパリのブティック。その再オープンを記念して出版された新刊『Dior, The Legendary 30, Avenue Montaigne』(ニューヨーク Rizzoli社より出版) では、ディオールの歴史発祥の地の物語が明らかになります。
「住所には、単なる地名や番地以上の意味が含まれている場合があります。数え切れないほど多くのことを物語り、地名学を超えた影響力を持つものです。住所は『場所』だけではなく、『時代』や『物語』、その『背景』までをも示してくれます。モンテーニュ通り30番地も、そんな場所の一つです。数えきれないほど多くの、ささやかな物語たちが、偉大な人々の物語を解き明かします」
ムッシュ ディオールの想いを宿した、女性の幸せにとって欠かせない場所。ディオール スピリットが息づく心臓部としても、パリのエレガンスのシンボルとしても、そして夢の王国としても知られるこの地では、75年にわたり毎シーズン、数多くのアイコンが生み出され、再解釈され続けてきました。
この本を紐解き、歴史的な写真や資料のアーカイブに触れた読者は、モンテーニュ通り30番地の物語を追体験し、伝説的な運命の秘密を知ることができるでしょう。独特のオーラをまとった建物にまつわるエピソードを、ピエトロ・ベッカーリ、デザイン史家のモーリーン・フッター、作家のジェローム・ハノーバー、そして「ラ ギャラリー ディオール」のマネージャーであるオリヴィエ・フラヴィアーノが語ります。これまでにない斬新な展示スペースとして設計された「ラ ギャラリー ディオール」を、写真家ラジズ・ハマニが撮影したイメージ ポートフォリオのかたちで公開。ディオールの作品とアイコニックなドレスを通して、クリスチャン・ディオールとその6人の後継者たち ( イヴ・サンローラン、マルク・ボアン、ジャンフランコ・フェレ、ジョン・ガリアーノ、ラフ・シモンズ、マリア・グラツィア・キウリ) の大胆なビジョンをご覧いただけます。また、素晴らしい庭園から、豪華な舞踏会、お針子たちの美しい手仕事、アーティスティックな魅力まで、メゾンの多彩なインスピレーションの源も取り上げました。メゾン ディオールが創業から今日に至るまで大切に守ってきた、貴重なヘリテージの多面性を、各スペースが呼び覚まします。
「才能あふれる人々の隠れ家」にオマージュを捧げる、繊細なプレゼントのような本。ページをめくるたびに、過去と未来の結びつきを感じていただけます。
2年以上にわたる改装期間を終えたパリのブティック。その再オープンを記念して出版された新刊『Dior, The Legendary 30, Avenue Montaigne』(ニューヨーク Rizzoli社より出版) では、ディオールの歴史発祥の地の物語が明らかになります。