30 Avenue Montaigne
モンテーニュ通り30番地の中心部に足を踏み入れてみましょう。「ミツバチがひしめき合う小さな巣箱」のようなこの場所で、75年前にクリスチャン・ディオールの伝説が生まれました。
「最初のコレクションを発表した時のメゾンは、まるで小さくてにぎやかなミツバチの巣箱のようでした」。1956年にクリスチャン・ディオールはこう振り返りました。
1952年頃、階段にひしめき合うように座り、オートクチュールコレクションのプレゼンテーションに参加するゲストたち。
各コレクションには、数え切れないほどの人々が関わっていました。クチュールメゾンの中心となったのは大階段です。すべてのフロアをつなぐにぎやかな通路はまた、写真の背景としても活躍しました。
フランスのニュースに向けて大階段で披露された、1954 春夏 クチュール コレクション。ニュースのタイトルは 「パリジャンの春:クリスチャン ディオールのファッション」
コレクションが披露された時、プレゼンテーションサロンはゲストたちを収容するには小さすぎることが判明しました。ゲストたちは踊り場や、次の階へと続く階段にまであふれていました。
モンテーニュ通り30番地の中心部に足を踏み入れてみましょう。「ミツバチがひしめき合う小さな巣箱」のようなこの場所で、75年前にクリスチャン・ディオールの伝説が生まれました。